下関市・豊田エリア
狗留孫山の麓にたたずむ昔ながらのお茶屋。
季節ごとに楽しめる手作りメニューで人気、
うどんや田楽などの食事にぜんざいや夏場のかき氷など丁寧に作られています。
食べ友とご一緒で下関郊外の川棚ドライブ、
食事を終えてどこへとなり、
なんとなく口からでたのがこちらの『重兵衛茶屋』
行動力のある方で女性ながら運転の腕のあり。
ギリ通れる山ん中をグイグイ昇るわ降るわ(対向車来たらどうするのか聞いたら、
下がれば良いってドヤって下がるのか怖すぎの道)
ということで
腕に自信のない方は遠回りして美祢方面の431号線から491号線に入った方が無難です。
さて、15時近くの到着
週末は行列の出来ると聞いておりましたが、
お昼も過ぎてそれも引いた頃合いの様子。
古い古民家で右手に水車(奥に化粧室があります)
土間では自家製のお菓子や味噌・梅干しなどの販売。
靴を脱いでお邪魔します。
ほんとうに立派な建物で100年以上経っているとかで、
もとは狗留孫山修禅寺の参道にあったのを
20年近く前にこちらへ移築し商いを続けられているとか。
飴色の柱や梁が渋くなんとも落ち着きのあります。
うどん
こちらで言ううどんはかき揚げになります。
なんとじゃがいもですよ。
細切りにしたものをカリッサクッと揚げてあります。
うどんは杵うちっぽく弾力ともちもち感のあるもの。
でんがく
お味噌・コンニャク共に自家製。
茹でた玉コンニャクを5つにカットし甘辛なゆず味噌をたっぷりかけてあります。
熱々ジューシー。
うどん・でんがく共にボリュームがあり、
素朴ながら優しい味わいで美味しいです。
ぜんざいも気になりながら手の回らずヘタレな胃袋。
夏場のかき氷も美味しそうなんですよ。
こんな人気のない山ん中できちんとしたものを提供、
お値段も良心的(礼)
今は絶滅に瀕するジャンルのお茶屋さん、
長くあっていただきたいです。
余談ですが
狗留孫山修禅寺(くるそんさんしゅうぜんじ)
真言宗醍醐派別格本山、1000年近い歴史を持ちます。
狗留孫山霊場八十八箇所総本寺、狗留孫とは梵語の音訳で「実に妙なる成就」を意味するそう。
狗留孫山(６１６ｍ)は別称おだけ「御嶽」と呼ばれ古来より修験道の霊山、
観音霊場として弘法大師(開山)や栄西禅師(中興)など高僧が留錫。
真言密教寺院として毛利家・毛利藩の祈願所でもありました。
奥の院御本尊に聖観世音菩薩をお祀りされています。
私もよく知らなかったのですが、
霊験あらたかのようです。修験道のお寺ですしご利益ありそうですね(ふふ)
楽しい毎日の美味しい週末
重兵衛茶屋
下関より車で約50分
営業 10〜17時 定休日 火・水
お菓子や特産品の販売あり
駐車場 あり
