2020年1月18日土曜日

東方美人と杉林渓高山茶☆ 林茂森茶行/台北市大同区


林茂森茶行
台湾茶の卸し問屋ですが、
一般の方や観光客でも気軽に購入できます。


間口広く開放で入りやすいです。
スタイリッシュでおしゃれ〜
問屋とは思えない雰囲気ですが、
巨大な茶缶が通路にずらり並ぶところはやはり問屋。
你好のご挨拶と同時にすぐにスタッフが来てくれます。

茶缶には名称と1斤(600g)の価格表示。
ですが150gより購入可能。
4分の1単位のようですね。
問屋ですので試飲はありませんが、
蓋を開けて茶葉の香りを試させてくださいます。

2種購入



☆杉林渓(サンリンシ)高山茶 
600g 2400元を150g購入。


希少価値のある高山茶、
お湯を注ぐと何十倍にも茶葉が開きます。



青茶に入ると思いますが半発酵かそれより低いかなぁ。緑茶に近い仕上がり。
甘味がありますがあと口はスッキリとした清涼感。
一瞬、青さも感じましたが柔らかで上品な香りも。


杉林渓にしてはお安いですがグレートで違いがありそうです。包揉(ほうじゅう)と呼ばれる丸めてあるタイプで真空パックに、未開封で2年は持つようです。

杉林渓高山茶について
台湾屈指の景勝地・南投県の杉林渓は標高1,400m~1,800mを超え台湾で栽培されている高山茶の代表格です。土壌は肥えており日較差や昼夜の温度差が激しく、濃霧や雨の量も多い環境で生育するのため雑味のない良質な茶葉が生産されるそうです。また収穫時期は春茶と冬茶の2回のみと限られるため、希少価値の高い高級烏龍茶として人気があるそうです。

☆東方美人
600g 1600元を150g購入。
発酵度50〜70と言われます。
白い部分がウンカの影響でこれが多いほど良いそう。


ウイスキーのような色合いで茶褐色。
渋みの控えめでまろやかな紅茶のイメージ。
日本の昔ながらの烏龍茶を思うとあれ〜となりますよ。


東方美人について
台湾四大銘茶の1つにあげられます。
新北市坪林区で生産されている重発酵タイプで19世紀、夏期に飛来してくる昆虫・ウンカの大群に襲われ茶葉に大きな被害を受けたことがきっかけの偶然の産物。
ヨーロッパに輸入されイギリスではOriental beautyと名付けられ人気に。最近は日本でも人気が高いですね。
え〜っ、虫⁈って思った方、ちなみにですが紅茶のダージリンも同じ製法ですよ(ふふ)


台湾高山茶について
日本のお茶の高地栽培の限界は500〜800mと言われています。台湾は南方にあるため標高2500〜2800mまで栽培されております。
凍頂烏龍→阿里山→杉林渓→梨山と高くなり最高峰は「大禹嶺高山茶」も狙ってましたが近年の大規模伐採もありますます希少価値の高くなった様子。
店頭になかったので聞いてみると奥にありますが8000元ですとのこと、手が出ませんでした(わはは)

高山茶は銘柄が書かれていませんので興味のある方はどちらの山かを聞いてくださいね。口頭が難しければwebには親切な方が分かりやすい画像を載せてますので画面メモで見せるとすぐに通じます。

高価な高山茶も少量購入で種類を試せて良いですよ、
日本語も通じますし雰囲気的にも入りやすいでしょう。

楽しい毎日の美味しい食べログ



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