2020年1月5日日曜日

門司港料亭河豚会席☆三冝楼 春帆楼/北九州市門司区清滝・門司港駅周辺



門司港駅より山手に向かい徒歩約10分。
門司港の三冝楼という器に下関の河豚料亭 春帆楼がひとつとなり
歴史の重みと当時の華やかさを知り得る貴重な体験のできるこちら。


関門海峡を挟み下関・門司港は日本の最先端をいく都市に数えられていた時代。
こちらは高台にあり一際目立つ三階立ての高級料亭として
明治の開業を経て昭和6年に現在の姿に。


この辺りのくだりですが三冝楼には無料のガイドツアーがあり
幹事さんがそこもお手配下さって参加させていただきました。


事前予約で可能だそうです。


1階資料室


2階の百畳間


3階の俳句の間


一部は手付かずだそうで見学できる範囲は限られていますが
それでもじゅうぶんにこちらがどれだけの財力を注ぎ築き上げられたか。
建物を通して当時の風潮を感じることの出来る時間をいただきました。


この度はオフ会ということで会場は2階の百畳間、
長テーブルがドンとありますがまぁ〜お部屋の広いことで贅沢な空間。



乾杯


先付け 
鯛わたは春帆楼オリジナル、味わいは塩辛。
海鼠にふくのウニあえとお酒のあてな内容。


碗ものの甘鯛しんじょう
青みは下関ブランドの安岡ネギ、ならではの極細感。


河豚刺し
有田焼の華やかなお皿に、
薄造りですのでやはりこの手の器が映えますね。
下関は昔から有田や古伊万里が使われてます。
別添えで河豚皮と安岡ネギ。


真鯛のカブラ
蕪の摺流しで優しい味わい。


ふく鍋
個々に設置、
仕上がりましたらポン酢で、やや甘味の強いタイプ。


ふくの唐揚げ
熱々揚げたて、薄衣でさっくりと。
弾力は河豚ならでは。


茶碗蒸し
大きな白子入りで豪華。


河豚雑炊
河豚の締めにはやはりですね。
こちらも優しい味わいですがなかなかボリュームがありお腹いっぱいに。


わらび餅と延命茶
やっぱり甘いものは別腹ですね。
縁起の良い延命茶(健康茶)と一緒に。


私的に子供の頃の思い出が河豚にはあって我が家の冬の風物詩で、
すっかりご縁が遠のいてましたがやっぱ美味しいわ、河豚(わはは)
たまにはトラ買って家族団欒いいんじゃないってことを思い出しました。



久しぶりに集まりに参加できましたが皆さんお元気そうで。良いひと時を頂戴しました。
北九州と下関を代表する歴史ある料亭が手を繋ぎ歩み続けていることは大変嬉しくです。
これからますます栄えますようにと思いを残しお店を後にしました。

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